当ブログをお読みいただきありがとうございます。
意識低いおじさんのオオサワ(@hikui_ishiki)です。
家を買って1ヶ月、日々の生活も落ち着いてきたこの頃ですが、ここに来てひとつ問題が勃発しました。
我が家の軒下が猫のトイレにされています。
いやいや、冗談じゃねーぞ!どこのどいつだよ!!
家を買う時にはご近所トラブルなど色々な心配をしましたが、これは予想していなかった。
そしてしぶしぶ猫のうんこを片付けると、2〜3日後にまたある。
なるほどなるほど。
開戦だ。
Contents
ネコが嫌いになりそう
妻も私も実家で犬猫を飼った経験があり、どちらも大好きです。ついこの間17年連れ添った実家の犬が逝ってしまい、切ない思いをしたのは記憶に新しいところ。
なので、トイレの世話くらい別にどうってことないんですよ。自分ちのペットのならな。
ただ、猫飼ったことある方はよくご存知だと思いますが、猫のトイレってまじで臭い。犬とは比較にならんのです。見ず知らずの猫のトイレの世話を強制させられる…しかも、腹でも壊しているのか微妙に軟便で、砂利の上にした挙げ句隠そうと砂利をかけるので、触れてる砂利ごと処分しなければなりません。あー書いててイライラしてきた。。。
ともあれ、高い金出して買った家の軒下を見ず知らずの猫のトイレとして提供してやる義理はありません。今後子供も産まれる訳だし、早めに決着をつけないと悪化する一方なので、対策を検討しました。
作戦領域
イメージしやすいようにオオサワ家の周囲の図を用意しました。
オオサワは絵が壊滅的に下手なので、Excelで(仕事中に)作成。黄色い部分が問題の軒下で、一面砂利が敷いてあります。
そして、被害は大体軒下のこのあたり。
図には描いていないけど軒下の半分は建物の屋根に覆われています。
軒下は我が家とお隣さん、狭い道路を挟んだ向かいの住宅に囲まれているため、雨に濡れず風も吹き込まない、まさに雨風を凌げるスペースになってしまっています。自転車などを置くには丁度良さそうなのですが、当分必要ないので特に使い道が無い状態。更に夜は通行人も途絶えるので、まさに落ち着いて用を足せるという訳。私が猫でもトイレにしそう。
先人の知恵を借りよう
親友のGoogle先生にお伺いしたところ、やはり私と同じ問題に直面した人は多いようで、様々な対策を知ることができました。
トゲトゲ床
我が家のお隣さんも利用しているトゲトゲ床です。
マリオやロックマンが触ると即死しますが、トゲ付きのシートで猫の行動を妨害するタイプですね。トゲトゲがあるので猫が座り込んだりトイレに使うことは阻止できそうですが、トゲの間に足が通るので侵入させないことは出来なさそうです。
オオサワの場合トイレさえされなければいいのですが、軒下は1畳くらいのスペースなので、全面に敷き詰めるのはちょっと。そもそも人間も入れなくなるので今回は見送りましたが、細い通路にトイレされるような場合はかなり有効なのではないかと。機会があれば場所を選んで使ってみたいです。機会なんてあって欲しくないけど。
猫避けの液剤
猫の嫌がる香料を撒くことで立ち入りを予防するタイプです。1畳程度のスペースしかない我が家の軒下には丁度良さそうなのですが、効果が10日前後しか継続しないうえ、天候に左右されそうなのが懸念点です。
10日おきに撒き続けるのはしんどいですし、維持費も馬鹿にならなさそうなので、定期的ではなく他のと組み合わせて集中的に使うのが良いかもしれません。
猫の嫌がる物を撒く・植物を置く
猫に立ち入られたくない場所に砕いた卵の殻やコーヒーのカスを撒くと良いという話もあるようですが、効果はともかく、軒下が汚れるんで却下・・・。
嫌いな臭いを放つ植物を置くという手もあるようですが、世話が必要だし(上の錠剤もですが)臭い系は個体によって全く効果が無いこともあるそうなので、ちょっとなあ。
餌をあげる・トイレを用意する
逆転の発想で、こういう方法もあるそうです。(ホントか??)
猫は餌場とトイレを別々にするそうなので、我が家の軒下で餌をあげるとトイレから餌場に昇格し、トイレ被害を回避出来るそうです。いやだめだよね。
また、トイレを用意して管理してしまうと手もあr無いよ。全然無い。
超音波
という訳で今回の本命がこちら。
本体前面にセンサーが付いていて、動物の動きを検知すると超音波を発して追い払うというもの。他のと比べると値段は張りますが、トゲトゲ床のように人の動きを阻害せず、ランニングコストは電池のみで薬剤のように頻繁に散布する必要もなし。
やたらとAmazonレビューで評判が高かったことにも背中を押されて、あまり考えずポチっと注文してみました。とにかく朝家を出て軒下に見知らぬ猫のうんこを見つける生活から一刻も早く脱したかったのです。
ユタカメイク GDX-M ガーデンバリア (ミニ)
前置きが長くなったけど本題です。
本体の大きさはこれくらいです。縦に単2電池6本分といったところでしょうか。
本体は単2電池4本の電池式で、1日10回作動で約4ヶ月の稼働とのこと。電池は付属していないので別途購入する必要があります。
黒い部分が超音波を発するスピーカー部分、その下の白い領域がセンサーで、ここで猫の動きをキャッチします。
側面&背面はこちら。単2電池が入るので結構厚みがあります。丁度手のひらサイズくらい。
背面には尻尾を模したスイッチがあります。モード切替は無く、ONかOFFしかありません。
蓋を開けたところ。
この商品、野外に置く想定なので防滴構造らしいんですが、素人目に見てゴムパッキンなどは見当たらないため、本当に防滴なのかちょっと不安。それでも普通の雨なら問題無いそうです。完全防水ではないので、水に浸かる恐れのある場所での設置はNGとのこと。台風や強風の日は片付けた方が良さそう。
セットアップ
はじめに単2電池4本を取り付けて、背面の電源をONにします。
すると、本体てっぺんのランプが赤く点灯してスピーカーから超音波が鳴ります。
そのまま20秒程度待つとランプが点滅状態になり待機中へ。動作状況はこのランプで状態が確認でき、
- 点灯
- 作動中
- 点滅
- 待機中(センサーに反応があると作動)
- 消灯
- 電源OFF、または電池切れ
と、なっています。つまり、普段は常に点滅している状態です。
台座取り付け
ガーデンバリアミニには専用の台座が付属しており、本体底面の溝に台座側の爪をはめる形で組み立てます。つけ外しに力はいらないので、子供でも簡単に出来るでしょう。
真の姿。なんか偉そう。
台座無しでも利用できるのですが、上記のとおり我が家の軒下は砂利が敷いてあるので、この台座は欠かせません。3本の足を砂利の隙間に差し込んで設置するため、ぐらつかず安定して設置できます。
なお、台座を付けてからだとやや電池が入れにくいため、先に電池を入れてから台座を取り付けるのがおすすめ。
設置
ものの数分で準備が整い、実戦配置に入ります。
マニュアルには正面は左右90度、最大6メートル先まで反応すると書いてあるので、我が家の軒下を十分カバー可能。ただし、道路に向けて設置すると金網越しの歩行者に反応してしまうので、このように配置しました。
お隣さんの方に向けているのがやや気になりますが、お互いの家の間にはブロック塀の境界があるし、超音波が鳴るのはセンサーに反応があった時だけなので多分大丈夫でしょう。
実戦配置の図。黒いのは防滴性アップのために巻いたビニールテープ。
設置後、試しに軒下を歩き回ってみると「チッ」という音と共に点滅していたランプが点灯状態に。室内で辛うじて認識できた超音波は室外だと私の耳では全く聞こえません。高音域の音は加齢と共に聞こえなくなっていくそうなので、子供や若い人なら聞こえるのかも。
ランプが割と目立つ
待機中も常にランプは点滅を繰り返すのですが、夜間は結構目立ちます。よく、盗難防止目的で点滅するランプをフロントガラスに載せてる車がありますが、そのランプと同じくらいの光量があるように感じました。
背後のレンガをしっかり照らすランプ。
このため、夜間は存在感が増します。点滅しないようにする設定は無いので、気になる場合は設置場所を工夫するか、テープなどで覆ってしまうと良いかも。ワイヤーロックなど盗難を防止する機能は無いので、周囲に知られないように気を遣うと良いでしょう。
効果は?
オオサワ自身はまだ効果を実感していないのでなんとも言えないのですが、取扱説明書には効果が現れるまでに2週間前後時間が掛かると記載されています。
この商品は猫に「この場所は不愉快な場所だ」と学習させて立ち寄らせなくする物らしく、猫が学習するまでに一定の期間が必要ということの様子。
超音波にどの程度効果があるのかという疑問はあるのですが、Amazonの販売ページには取扱日が2005年と記載されていて、10年以上販売が続けられているようです。また、現時点で4桁のレビューが投稿されており、大半が高評価。更に購入後6ヶ月以内に相談窓口のアドバイスを受けても効果が得られなかった際は返品を受け付けるという保証もついており、公式サイトのQ&A曰く40万台以上販売して返品率は約0.2%と、実力を備えていそうなので結果が楽しみです。
オオサワ家での効果はおいおい追記したいと思います。
追記(2016年12月26日)
設置から丸々1ヶ月経過しました。その後ほぼ完璧に我が家の軒下を守ってくれており、設置翌日に1度だけやられましたが、それを除けば他の被害は皆無でした。
設置翌々日からぱったり被害が無くなったので、間違いなくガーデンバリアミニのおかげだと思います。買って良かった!
追記2(2017年5月21日)
設置から約半年が経過しました。
その後ですが、引き続き被害は皆無。恐らく我が家の近くにいる猫は完全に我が家の軒下を不快な空間と認識したようです。
また、電池の寿命は1日10回の動作で約4ヶ月ということでしたが、現在も電池交換なしで稼働しています。(おそらく猫が寄り付かず動作する頻度が少ないから)
半年の間に大雨もゲリラ豪雨もあったように思いますが、特に何の問題もなく今もランプを点滅させ、軒下を守ってくれています。
注意点
バリアとしての効果は無い
取扱説明書に書いてあるのですが、通過点に向けて設置しても通り過ぎる猫には一瞬しか音が届かないため、ほぼ意味が無いようです。例えば家猫が外に出ないよう玄関に設置しても、音を感じている間に通り過ぎてしまうということでしょうね。
今回私が軒下に設置したように、猫が一定時間留まる場所に設置することで効果を得られるようです。
個体によっては効果が無い
ガーデンバリアミニは超音波を利用した対策なので、聴力が劣った猫には効果を発揮しないようです。とはいえ、そんなことは確認しようがありませんし、どんな対策でも個体差による影響はあるので、致し方ない部分ですね。
環境によっては特段の配慮が必要な場合も
オオサワの耳にはほとんど聞こえませんでしたが、子供や若い人の中には割と鮮明に超音波が聞こえる人もいるそうです。
超音波はセンサーに反応があった際に数十秒鳴る程度なので大きな影響はないと思いますが、飼い犬や飼い猫、その他のペットのストレスになる恐れもありますので、利用を検討の際はその辺りも一考すると良いかと思います。
まとめ
完全に予想外のトラブルでしたが、良さそうな商品をすぐに見つけられて良かったです。
思わぬ出費でしたが…見知らぬ猫のうんこを片付けさせられるストレスから解放されると考えれば、安いものか…。
なお、今回レビューしたのはガーデンバリアのミニ(GDX-M)というものですが、その他にもより広範囲に効果がある「GDX」と、車のボンネットに向けるなど地面から離れた場所に設置出来る「GDX-2」があるようです。
ガーデンバリアミニよりも効果範囲が広いタイプ。
地面から離れた場所に設置出来るタイプ
参考URL: